2015年8月17日月曜日

Background Music「new season vol.5」ゲスト:高城晶平(cero)さん



毎回DJやアーチスト等をゲストにお迎えし、恵比寿リキッドルーム2F奥 Time Out Cafe & Dinerからお送りしているタワーレコードのストリーミング・メディアタワレボでのBGM選曲番組「Background Music -New Season」の5回目の開催と配信のお知らせです。(配信時間は21:0022:30となります。)

第4回目のゲストは、
2015年を代表・象徴する1枚になるであろう、日本語ソウルの傑作サード・アルバム『Obscure Ride』が話題を呼び、“FUJI ROCK FESTIVAL '15”でのライブも大盛況だったceroから、高城晶平さんをお迎えします!

21:0022:30の番組配信の時間以外も20:00~23:00の時間帯では、会場のTime Out Cafe & Dinerで、ふたりの選曲を楽しめると思います。

Time Out Cafe & Dinner でお酒を手にゆったりと聴くのも良し。
家でのんびりと聴くのも良し。
ラジオ感覚で何かをしながら聴くのも良し。
安らぎや煌めき、ときめきを感じる豊かな音楽その出会いと素敵なひとときを、会場でも配信でもぜひお楽しみください!

どうぞ宜しくお願いいたします。

▼「Background Music~New Season vol.5

GUEST:高城晶平(cero)
HOST:松永耕一(COMPUMA)

配信日:8月20日(木) 21:00~22:30
[LIQUIDROOM 2F] access
open/start 20:00~23:00 
(※配信は21:00~22:30となります。)
1st drink charge 1,000yen (include music charge)
※会場で観覧ご希望の方はコチラで!

「タワレボ」

Time Out Cafe & Diner

cero / Summer Soul

cero / Orphans


高城晶平(cero)
2004年結成、Contemporary Exotica Rock Orchestra略してcero(セロ)Vo, Gt, Flute担当。様々な感情、情景を広く『エキゾチカ』と捉え、ポップミュージックへと昇華させる。2011年発表『WORLD RECORD2012 年発表『My Lost City』はいずれもロングセールスを記録。2015527日に約2年半ぶりとなる3rd AlbumObscure Ride』をリリース。


松永耕一(COMPUMA
1968年熊本生まれ。ADS(アステロイド・デザート・ソングス)、スマーフ男組のメンバーとして、SPACE MCEE’Z(ロボ宙&Zen-La-Rock)とのセッション等を経て、 DJとしては国内外の数多くのアーチストDJ達との共演やサポートを経ながら、日本全国の個性溢れるさまざまな場所で日々フレッシュでユニークなジャンルを横断したイマジナリーな音楽世界を探求している。自身のプロジェクトSOMETHING ABOUTからMIXCDの新たな提案を試みたサウンドスケープなミックス「Something In The Air」シリーズなど意欲作も多数。Dr.Nishimura(Discosession)、Awanoと共に、悪魔の沼クルーとしても活動中である。一方で、BGMをテーマに選曲したコンピレーションCD「Soup Stock Tokyoの音楽」など、音と音楽にまつわる様々なシーンで幅広く活動している。2015年9月、京都の老舗茶問屋、宇治香園創業150年記念として、KIRIHITOの竹久圏を大きくフィーチャーした初のソロ作品「SOMETHING IN THE AIR -the soul of quiet light and shadow layer-」を発表する。10月には、em recordよりリミックス/リコンストラクトを手掛けた初の12インチ・アナログEPのリリースも予定している。








2015年8月7日金曜日

COMPUMA feat. 竹久圏、初のオリジナルソロ作品リリースのお知らせ。


SOMETHING ABOUTからの新作CD発売のお知らせです。

2015年9月19日(土)発売予定!!!

COMPUMAによる、初のソロ作品が、
竹久圏(KIRIHITO/GROUP)をフィーチャーしてリリースされます。

京都の老舗茶問屋、宇治香園の創業150年を記念して制作された音楽作品で、
ADS、スマーフ男組、DJを中心にした様々な音楽活動を経て、
COMPUMAが辿り着いた、めくるめく広がる新たな音の風景。


SOMETHING IN THE AIR 
the soul of quiet light and shadow layer

COMPUMA feat. 竹久圏

今作は、京都の老舗茶屋問屋、宇治香園の創業150年を記念して制作されたもので、
COMPUMAが、KIRIHITO、GROUP等の活動で知られるギタリストである盟友 竹久圏
と共に、京都府南部の山間の茶園でのフィールド・レコーディングやギター演奏を中心に、
エレクトロニクス、加工編集ミックスを施して完成させた、
イマジナリーでランドスケープな、茶と茶園たちに捧げられた音のドラマ。

アートワークは、近年、国際的な評価も高まっている画家・五木田智央による書き下ろしと、
写真家・塩田正幸の撮り下ろし、鈴木聖のデザインによるもので、
今作は、「茶」と「音」と「光」の出会いによる記録ともなっている。




 「SOMETHING IN THE AIR」に寄せて

はじめまして。株式会社宇治香園の小嶋宏一と申します。
私は、京都南端の茶処、山城で茶師をしております。茶師とは、お茶の色、形、香り、味を利き分け、組み合わせ、代々続く銘柄を作る、お茶の調合師のような仕事です。
私はお茶が大好きで、なんとかこの魅力をさまざまな人にお伝えしたいと思っています。

また日頃より、「茶」と「音」と「光」は、纏いは違えど根っこではつながっていると考えており、創業百五十年の記念すべき年には、なにか「茶」と「音」と「光」が出会うこと(物作りやイベント)をしたい、とぼんやり考えていました。
またそれは、普段「茶」になじみの無い人が「茶」に触れる、「音楽」「アート」になじみの無い人がそれに触れる、そんな機会になればいいなとも考えていました。

この度、当社が創業百五十年を迎えるにあたり、その記念のノベルティとして、学生時代から(一方的に)お世話になっているCOMPUMAさんに、CDを制作していただくことになりました。最初こちらとしては、当社の日本茶喫茶で流すBGM用のミックスCDとかコンピレーションを念頭に、軽い感じで考えていたのですが、制作を進めるうちにどんどん深化して、ギターで竹久圏さん、ジャケットアートに五木田智央さん、写真で塩田正幸さん、デザインに鈴木聖さん、という布陣で制作を進めるプロジェクトにまで発展いたしました。

今回、このプロジェクトに携わってくださる皆さんには、まず、さまざまな京都の山間の茶園をご覧いただきました。山間の茶園というのは、時間帯や光の加減で表情が千変万化し、何の変哲もないのどかな・・・という時もあれば、子供が遊んでいたらフッと消えそうなくらい、不気味な時もあったりします。その荒々しくも神秘的な姿に、皆さん一様に強い印象を受けておられるようでした。

また当社の茶工場では、お茶作りの肝となるブレンド工程をご覧いただきました。
たとえば、当社で百年くらい続く銘柄「煎茶 清風」の風味は、単一の茶園ではなく、異なる風味の複数の茶園の茶葉を組み合わせ、調和させることで生み出すことができます。
こうしてブレンドされ生み出されたお茶は、もともとは植物の葉であり、目に見える物質です。が、急須の先からこぼれた茶を口に含むと、あとは目に見えない体感だけが残ります。そして、先味→中味→後味→余韻と、漸次的変化を体感します。これは、お寺の鐘の音が「ゴオオオオンンンン・・・」とアタックから減衰して消えゆくまでの体感の変化と、とてもよく似ています。お茶をブレンドするということは、この目に見えない体感を、伸ばしたり縮めたりして、創造することかなと思っています。
そして、この目に見えない体感こそが「茶」の本体、「茶」そのものだとも思っています。
皆さんには、そんなことをお話しさせていただきました。

そうして、ここでの出来事がきっかけとなり、音源制作の方向性が大きく決まっていったように思います。本年6月初旬には、実際にその茶園や茶工場でフィールドレコーディングと、ギター演奏の録音を行いました。途中、山蛭に襲われたり、ちょっとスリリングな瞬間もありましたが、皆さんものすごく集中して取り組んでくださり、なんとか無事、完成いたしました。忍耐強く関わってくださった皆さんに、心より感謝申し上げます。

最初は一企業の記念品として出発しましたが、最終的には完全にCOMPUMAさんのオリジナル作品となりました。と同時に、お茶をテーマとして素晴らしい音楽、アート、写真、デザインが集った、「茶」と「音」と「光」の出会いの記録にもなっています。これは、作為的に企てたことではなく、ごくごく自然に生まれ落ちたという印象があります。なぜこうなったのか、実は今でもよくわからないのですが、なにか特別な「場」の力というものも働いていたのかもしれません。
いずれにせよ、このような特異な創造の現場に立ち会えたことは、私にとって貴重な宝物になりました。そしてこの作品が、自分や携わってくださった皆さんのみならず、まだ見ぬ未来の仲間となるような方々の宝物となってくれたら、とてもうれしく思います。
そして願わくば、また新たな「茶」と「音」と「光」の出会う場が生まれますことを。


             
株式会社宇治香園
代表取締役 小嶋宏一















宇治香園
慶應元年(1865年)に京都山城で創業し、本年9月に150年を迎える、茶ひとすじの老舗茶問屋。






COMPUMA(松永耕一/KOICHI MATSUNAGA)
1968年熊本生まれ。ADS(アステロイド・デザート・ソングス)、スマーフ男組のメンバーとして、SPACE MCEE’Z(ロボ宙&Zen-La-Rock)とのセッション等を経て、 DJとしては国内外の数多くのアーチストDJ達との共演やサポートを経ながら、日本全国の個性溢れるさまざまな場所で日々フレッシュでユニークなジャンルを横断したイマジナリーな音楽世界を探求している。自身のプロジェクトSOMETHING ABOUTからMIXCDの新たな提案を試みたサウンドスケープなミックス「Something In The Air」シリーズなど意欲作も多数。Dr.Nishimura(Discosession)、Awanoと共に、悪魔の沼クルーとしても活動中である。一方で、BGMをテーマに選曲したコンピレーションCD「Soup Stock Tokyoの音楽」など、音と音楽にまつわる様々なシーンで幅広く活動している。2015年9月、京都の老舗茶問屋、宇治香園創業150年記念として、KIRIHITOの竹久圏を大きくフィーチャーした初のソロ作品「SOMETHING IN THE AIR -the soul of quiet light and shadow layer-」を発表する。10月には、em recordよりリミックス/リコンストラクトを手掛けた初の12インチ・アナログEPのリリースも予定している。



竹久 圏(TAKEHISA KEN)
ギタリスト兼ボーカリスト兼コンポーザー兼プロデューサー。10才の時にクラッシックギターを始める。12才でパンク・ニューウェーブに打ちのめされる。94年、DUO編成のロックバンド"KIRIHITO"を結成。ギター、ボーカル、シンセ(足)を同時にプレイするスタイルで、ハイテンションなオリジナルサウンドを構築。その唯一無比のサウンドとライブパフォーマンスは海外での評価も高く、現在までに通算4枚のアルバムをリリースしている。2006年にはソロアルバム「Yia sas! / Takehisa Ken & The Spectacrewz (power shovel audio)」を発表。ダブ、ハウス、ロック、ヒップホップ、エレクトロニカ を竹久独特のギターリフで繋ぐ、あらゆるジャンルの才能とのコラボレーションとなる大作となった。繊細かつダイナミズムな音楽性のインストバンド"GROUP"、DISCOでPUNKな魅力溢れる"younGSounds"にもギタリスト兼コンポーザー、あるいはアイデアマンとして参加中。その他にも、UA,FLYING RHYTHMS,イルリメ,一十三十一,やけのはら,田我流 等のライブバンドや録音にも参加している。これら完全に趣きの異なる様々なバンド活動以外にも映画音楽の制作やバンドプロデューサーとしての顔も見せ始め、活動のフィールドを拡げている。




五木田智央(TOMOO GOKITA)
1969年東京都生まれ。2000年、リトルモアより作品集『ランジェリー・レスリング』を出版。カルト的な人気を集める五木田の初期作品は、おもに紙に即興的に描かれたドローイングであり、展覧会の場で発表されるだけでなく、むしろイラストレーションとして、また美術系雑誌を媒体として数多く発表されている。近年に描かれたカンヴァスにグワッシュを用いた白黒のシュールな人物像は、いち早くニューヨークやロサンゼルスで注目され、現在は美術の世界にとどまらず音楽・出版・ファッションなど各方面に活躍の場を広げている。




塩田 正幸 (MASAYUKI SHIODA)
2002年にファースト写真集『NPEAKER』に続き2005年『LIFE HUNTER』、2009年『ANIMAL SPORTS PUZZLE』などを出版。個展など作家活動やCD、絵本、雑誌などコマーシャルな活動など多岐にわたり活躍。




鈴木聖(SATOSHI SUZUKI)
1980年生まれ。アートディレクター/グラフィックデザイナー。
国内外で書籍、写真集、CDジャケットやファッションブランド等多方面にて活躍中。
最近の仕事に、復刊したSTUDIO VOICEのアートディレクション、大友良英「ギター・ソロ 2015 LEFT」のデザイン等。




なにとぞどうぞよろしくおねがいいたします。